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2026/01/24

ヒーリング整体について話すとき、「何をする施術ですか?」と聞かれることがあります。


けれど私は、まず「何をしていないか」から伝えたいと思っています。


ヒーリング整体は、無理に整えません。

引っ張りません。
正そうとしません。
良くさせようと、急がせません。


身体を変えることを、こちらの都合で決めない施術です。


不調があると、どうしても「原因」や「正解」を探したくなります。

ここが悪い。
これが足りない。
だから、こうすればいい。


でも身体は、そんな単純な仕組みではありません。


ヒーリング整体では、「ここが原因です」と断定しません。
「こうなります」と約束もしません。


代わりに、今その身体に起きていることを、静かに感じ取り続けます。


触れない時間があるのも、そのためです。


外から刺激を与えすぎると、身体は「応えよう」としてしまう。
本来の反応ではなく、期待に合わせた反応を返してしまう。

だから、何もしない時間を大切にします。


ヒーリング整体は、身体を導く施術ではありません。

身体が自分で動き出すのを、邪魔しない施術です。

「これで合っていますか?」そう聞かれることもあります。


でも、合っているかどうかを決めるのは、私ではありません。


呼吸が変わったか。
内側が動き出したか。
力が抜ける瞬間があったか。


その反応が、答えです。


「正しくありたい人」ほど、施術でも答えを求めがちです。

でも、ヒーリング整体には、正解はありません。


あるのは、その人の身体が選ぶタイミングだけ。


何もしないこと。
急がないこと。
変えようとしないこと。


それらを“しない”と決めているからこそ、身体は安心して、自分の力を使い始めます。

ヒーリング整体は、何かを与える施術ではありません。


すでにある力が、働けるようになるための、静かな環境をつくる施術です。


2026/01/23

少し楽になると、どこかで不安になる人がいます。


こんなに力が抜けていていいのかな。
ちゃんとしていない気がする。
サボっているように見えないだろうか。


ヒーリング整体をしていると、「楽」という状態に、ブレーキをかけてしまう人をよく見かけます。

それは、楽でいること=怠けていること

という感覚が、身体のどこかに残っているから。


頑張っているとき。
踏ん張っているとき。
力を入れているとき。


そういう状態のほうが、「ちゃんとしている」と感じられる。

でも、身体にとっての“ちゃんとしている”は、少し意味が違います。


力が抜けている。
呼吸が自然に流れている。
内臓が静かに動いている。


その状態は、怠けているのではなく、本来の働きに戻っているだけ。

楽になると、余白が生まれます。

余白ができると、今まで見えていなかったものが見えてくる。


それが、不安につながることもある。

だから無意識に、また力を入れたくなる。
頑張っている状態に戻ろうとする。


責任感が強い人ほど、楽になることに罪悪感を持ちやすい傾向があります。

でも、身体は楽な状態のときにこそ、回復し、調整し、次の動きを選べます。


楽でいることは、止まることではありません。
投げ出すことでもありません。

むしろ、無理を続けないための、大切な基盤。


ヒーリング整体では、「楽ですね」と声をかけたときに、涙が出る人もいます。


それは、怠けていたからではなく、ようやく力を抜けたから。


「楽=怠け」ではない。
「楽=整っている」。

そう身体が理解し始めたとき、回復は、さらに深く、静かに進んでいきます。


2026/01/22

身体の声を大切にしよう。

無理をしないようにしよう。
感覚をちゃんと感じよう。


そう意識するようになってから、かえって疲れてしまう人がいます。


今はどう感じているだろう。
これは身体のサインだろうか。
無理していないだろうか。

気づけば、一日中、身体をチェックしている。


ヒーリング整体をしていると、この状態にいる人を、ときどき見かけます。

身体の声を聞くこと自体は、とても大切なこと。
でも、聞きすぎると、それは「見張る」ことに変わってしまいます。


本来、身体の声はずっと意識して拾い続けるものではありません。


喉が渇いたら水を飲む。
眠くなったら休む。

それくらい、さりげないやり取り。

でも、ちゃんと感じようと頑張りすぎると、身体は、また緊張します。


間違えたくない。
無理をしたくない。
サインを見逃したくない。


そう思うほど、感覚は固まりやすくなる。


真面目で感受性が高い人ほど、この状態に入りやすい傾向があります。


ちゃんと向き合おうとする。
丁寧に扱おうとする。
その姿勢自体は、とても優しい。

でも、身体は管理されたいわけではありません。


信頼されたい。


ヒーリング整体では、「感じよう」とする意識が緩んだときに、身体が一気に動き出すことがあります。


力を抜いた瞬間。
考えるのをやめた瞬間。
ただ、ぼんやりしたとき。


そのほうが、身体はよく話してくれます。

身体の声を聞くことは、真剣に向き合うことではなく、そばにいること。


聞きすぎて疲れたときは、一度、離れてみてもいい。

身体は、必要なときには、ちゃんと呼びかけてきます。


2026/01/21

体調が良くなってくると、ほっとするはずなのに、なぜか不安になる人がいます。


もう少し様子を見たほうがいい気がする。
このまま良くなってしまって大丈夫だろうか。
また戻るんじゃないかという予感。


ヒーリング整体をしていると、この反応は、決して珍しくありません。

体調が悪いとき、人は「理由」を持てます。


休む理由。
無理をしない理由。
助けを求める理由。


でも良くなってくると、その理由が、少しずつ消えていく。


また動かなきゃいけない気がする。
また期待されるかもしれない。
前みたいに、頑張らなきゃいけないのではないか。

そう感じた瞬間、身体は、もう一度ブレーキをかけたくなります。


怖いのは、良くなることそのものではなく、「良くなったあとに戻る役割」。


責任感が強い人ほど、この怖さを感じやすい傾向があります。


調子が良い=ちゃんとしなきゃいけない。
元気=期待に応えなきゃいけない。

そう無意識に結びついていると、回復は、安心ではなく緊張になります。


でも、体調が良くなることは、元の場所に戻ることではありません。

同じペースに戻る必要も、同じ役割を引き受ける必要もない。


身体は、「もう一度頑張れるようになったよ」ではなく、「無理のない状態に戻ったよ」と伝えているだけ。


体調が良くなって怖くなるのは、弱さではありません。
変化をちゃんと感じ取れている証拠。

その怖さが出てきたら、一気に前へ進まなくていい。
ゆっくり、確かめながらでいい。


回復は、勢いよく走り出すことではなく、戻れる場所を持ったまま、少しずつ動き出すこと。

体調が良くなると怖くなる人は、本当は、自分の身体をとても大切にできる人です。


2026/01/20

整いが始まると、安心するより先に、不安が顔を出すことがあります。


少し楽になったはずなのに、どこか落ち着かない。
前より静かなはずなのに、逆にソワソワする。


ヒーリング整体をしていると、この反応は、とてもよく見られます。


不安が出てくると、「まだ整っていないのかな」「何か足りないのかな」そう考えてしまいがちですが、実はこれも、整いの途中で起きる自然な反応。


人は、長く続けてきた状態に慣れています。

たとえそれが緊張や無理を含んでいたとしても、身体にとっては“知っている状態”。


整い始めると、その慣れた緊張が抜けていきます。
すると、今まであった支えがなくなったように感じる。

その空白に、不安が入り込む。


でもそれは、悪い兆しではありません。

身体が、新しい安定に移行しようとしている証。


先を予測して安心したい人ほど、この不安を「元に戻したほうがいいサイン」と受け取りやすい傾向があります。

でも、戻る必要はありません。

整い始めの不安は、壊れているサインではなく、切り替わっているサイン。


今までのやり方を一度、手放したからこそ出てくる感覚です。

このときに大切なのは、不安を消そうとしないこと。

安心しようと頑張らないこと。

ただ、今、何が変わったのかを感じる。


呼吸はどうか。
身体のどこに重さがあるか。
前より力が抜けている場所はどこか。


それに気づけたとき、不安は、少しずつ役目を終えていきます。

整いは、一直線では進みません。
揺れながら、確かめながら、少しずつ定着していきます。


整い始めの不安は、その過程に必ず現れる、通過点。


越えようとしなくていい。
感じたまま、通っていけばいい。

その先に、静かな安定があります。

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