【Day51】良くなる前に重くなる感覚
2026/02/23整い始めたはずなのに、なぜか一度、重くなる。
呼吸が深くなってきたと思ったら、急にだるさが出る。
感情が落ち着いたと思ったら、急に涙が出る。
「悪化したのでは?」と、不安になる瞬間です。
でもヒーリング整体をしていると、この“重くなる感覚”は、回復の手前でよく起きる現象です。
なぜなら、身体は一気に軽くなれないから。
長く緊張してきた身体は、緩み始めたとき、今まで抑えていたものを表に出します。
疲労。
感情。
違和感。
それが一度、「重さ」として感じられる。
無理を重ねてきた人ほど、この段階を丁寧に通ります。
感じないようにしてきたこと。
考えないようにしてきたこと。
後回しにしてきたこと。
それらが浮かび上がる。
だから重い。
でもそれは、崩れているのではありません。
溜まっていたものが動き出しただけ。
ヒーリング整体の現場でも、深く緩んだあとに一時的にだるさが出る人がいます。
それは身体が、「もう守らなくていい」と判断した証。
守りを外すと、中身が出てくる。
それを通らないと、本当の軽さには届きません。
良くなる前に重くなるのは、身体が処理を始めた合図。
怖いのは、重さそのものではなく、それを「失敗」と思うこと。
重さが出たら、焦らない。
整え直そうと急がない。
呼吸が止まっていないか。
眠れているか。
食べられているか。
そこが保たれていれば、回復は進んでいます。
本当に悪化しているときは、重さだけでなく、緊張も強くなります。
でも回復前の重さは、どこか柔らかい。
深いところが、動いている感じ。
良くなる前に重くなる感覚は、回復の通過点。
抜けたあと、前よりも静かな軽さが残ります。
その重さを責めずに通れるかどうか。
そこが、整いを深くする分かれ道です。